厳しい物差し―薬事法上危険なゾーン

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サイト運用者・加藤行俊です。
このページでは意外と知らない薬事法について、ご紹介いたします。

●健康食品において効能標榜とは何か?
健康食品は効能を述べて売ると薬事法違反です。
然らば、効能を述べるとは何か?
それは、加藤行俊がずっと示してきたように、体の変化を具体的に述べることです。
これで随分話はわかりやすくなりますが、実際の事例になると迷います。
たとえば、「○○が二日酔いを防止する」というのはNGだろうということはわかるとしても、
「○○だと宴席の次の朝もスッキリ」だとどうなのか?
加藤行俊も頭を抱えてしまいます。

●2つの物差し
このあたりは合格度合を点数で考えるとわかりやすくなります。
一応の合格ラインを80点とします。「○○が二日酔いを防止する」は60点くらいでしょう。
他方、「○○だと宴席の次の朝もスッキリ」は79~80点ということになるでしょう。
他方そもそも合格点が何点なのかも一律ではなくケースバイケースの面もあります。
その中で特に厳しいゾーン、つまり合格点の高いゾーンもあります。

●厳しいゾーン
二日酔いゾーンは実は合格点が厳しいゾーンです。悲惨な飲酒事故が相次ぎ、
飲酒に対する風当たりが強くなったことを受けて二日酔い防止商品関係も
見方が厳しくなりました。その象徴的な出来事が
ウコンの力のCM「飲んだら飲んどこ」に対する指導でした。
折から忘年会真っ盛りの今日この頃ですが、このゾーンは90点でないと危ないと
考えて広告制作に臨む必要があると加藤行俊は思います。

●感染制御認定薬剤師
感染制御認定薬剤師とは、
病原体に感染する防止方法の研究を行う学問である感染制御学においての
高度な知識を有していることを証明する認定証を有する薬剤師のことを言います。
主に、病院をはじめとした医療機関の中での感染症の治療、
または予防と言った専門の知識を有する薬剤師のことを感染制御専門薬剤師言います。
この資格は感染制御認定薬剤師の上位に位置する資格です。
感染制御認定薬剤師になるためには、
まず薬剤師としての実務経験が5年以上あることなどをはじめとした厳しい基準があります。
この基準を突破することによって感染制御認定薬剤師の試験を受験して合格することが出来れば、
晴れて感染制御認定薬剤師としての第一歩を踏み出すことが出来るようになるのです。
最近は、院内感染などの問題が起こっているところもあるわけですが、
そういった現状に対して、感染制御認定薬剤師は専門性を発揮することによって
感染症の制御を行う役割を担っているのです。
非常に大きな役割を持っている反面、その分やりがいも大きいため、
薬剤師の資格を持っているのならば是非とも取得を目指したいところです。

●精神科薬物療法認定薬剤師
精神科薬物療法認定薬剤師とは、
精神科で扱っている薬物の情報に対しての専門知識を持っている薬剤師のことを言います。
精神科で扱っている薬を使った薬物療法については、薬や個人によって効果が違ってきます。
例えば、抗うつ薬一つとってみても使用する量や併用する薬によって効果が違ってきます。
ですから、処方一つ考えるにしても、慎重に扱わないと不測の事態を招いてしまう可能性もあるわけです。
そういった事態を避けることが出来るだけの知識を有した薬剤師が精神科薬物療法認定薬剤師なのです。
この精神科薬物療法認定薬剤師になるには、厳しい条件を満たす必要があり、
更に精神医療化チームにおいては薬の処方管理のリーダーになることも求められます。
現状では精神科の医療は入院治療から通院治療へと形態を徐々に変えつつあり、
その中で医療と福祉の連携が非常に重要となっています。
医療の現場で得た情報を福祉関係者と共有すると言ったことも求められており、
患者の再発を防ぐための服薬についての責任も求められるといった、非常に重要な役割を持った資格と言えます。

筆者:加藤行俊